『温泉主義〈No.4〉特集・熱海温泉』
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「温泉教授」松田忠徳の責任編集による温泉雑誌。雑誌と銘打ってはいるが、ハードカバー単行本の装いで発行されている(この号からかな)。
特集は「熱海」。そう。私が(泉質に惚れ込んで)リゾートマンションを買った熱海だ(表紙の写真を見るとマンションが写っているのが分かる)。熱海の温泉旅館の多くが、「温泉」を売りにしておらず、むしろコンパニオンをどうするだとか、部屋がどうだとか、そんなことばかりに意識が向いている、というのは温泉ファンとしては残念な限りだ。お湯のポテンシャルという話をすれば、首都圏近郊の温泉地ではトップクラスといっていい。箱根、湯河原ももちろんいいし、また伊豆半島には名湯がそれこそ山のようにあるけれど、アクセスの良さと泉質のバランスという意味では熱海は相当いい線を行っているはずだ。(マンションの大浴場は80度の源泉を熱交換機で冷まして掛け流し。成分総量は8,000mg/L以上。180L家庭用浴槽に一般的な入浴剤15gを100袋弱も溶かし込んだほどの濃さ!)
今の市長になって変わりつつはあるとは思うけれど、温泉地としての潜在的ポテンシャルの高さを生かした街作りが必要だろうなあとしみじみ思いました。ああもう。どうにかしたいなあ。
熱海の記事は、熱海の温泉復権に取り組むNPO「エイミック」の記事、共同浴場・旅館の立寄り湯を軸にしたレポート、座談会での構成。温泉に入りに行く、という意味では温泉レポートが有用なんだろうけど、心を打ったのは座談会だよなあ。どうにかしないと、という危機感が伝わってくる。草津や黒川のような「観光地」としての復活を目標に掲げては、すでに多数が建設されているリゾートマンションと相容れなくなってしまう。総合的な「街作り」が必要なんだよな。(現市長にはそういうわけで大変に期待している)
その他で興味深かったのは、「島の温泉紀行」と銘打った記事。鹿児島県の離島・硫黄島の温泉を取材している。ヤマハのリゾート開発の痕跡として、海辺の岩を穿った無料(無人)温泉があって、行きたいなあとしみじみ思った。いいなぁ。
熱海の状況に興味があるむきは読んでおいていい一冊かも。
B+
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温泉の成分って随分濃いんですね。海外にいると一番羨ましいのが温泉です。台湾海峡に澎湖島と言う島があります。ここが火山活動でできた島である事は分かっているものの、温泉が噴き出している所はありませんし、その気配すら感じられませんが、現代の掘削技術をすれば、その湧出を導くのは不可能ではないと思います。誰か開発してくれませんかね。
Posted by: 甘ちゃん@台湾 : 2009年11月28日 16:49




