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TYPE-MOON&虚淵玄 「Fate/Zero 1 第四次聖杯戦争秘話」 

公式サイト

聖杯戦争――それは、七人のマスター(魔術師)と、彼らが召還する 七人のサーヴァント(使い魔)が競い合い、勝ち残った一組だけが「全ての願いを叶える」聖杯を手にすることが出来るという、魔術師たちの合戦。
半人前魔術師・衛宮士郎が巻き込まれた第5次聖杯戦争から 時を遡ること10年、士郎の養父・切嗣たちが繰り広げた 第4次聖杯戦争の全貌が、今明らかになる…!

アニメ化・漫画化を経て PS2にも移植された18禁ゲーム「Fate/stay night」の、公式番外編的な小説です。

原案は ゲーム原作者の奈須氏ですが、実際に筆を執っているのは ニトロプラスのシナリオライター・虚淵玄氏(「ファントム PHANTOM OF INFERNO」 「鬼哭街」などを手掛けているひと)。
個人的に、五本の指に入るほど好きなメーカーとシナリオライターさんのコラボ作品で、なんというか、もう、どうしましょう!(まず落ち着け)

初版は 去年末のコミックマーケット71で発売され、現在 第二版がニトロプラスのオンラインショップや、各種専門店(アニメイトやッセサンオーなど)にて販売されています。一応同人誌扱いなので、amazonなどでは取り扱っていないはず。
私は 購入に際し、某とら○あなの店舗に足を運び……店内に大きく貼られた「在庫有り!購入ご希望の方は、レジにてお申し付け下さい」の注意書きの横、イーゼル状の台に 見本誌が固定されていたのですが、その見本誌を 一生懸命引っ剥がそうとしている(レジに運ぼうとしている)ひとを目の当たりにしてしまい、「あー…」って。

閑話休題。

いわずもがな、当作品のメインとなるのは、七組のマスター&サーヴァントの攻防戦です。
とはいえ、1冊目となる今作(注:全4冊構成の予定だそうです)は、特に前半は 主にマスターたち人間サイドの因縁、確執、動機、野望などが綴られています。“始まりの御三家”(魔術師の名門)こと アインツベルン当主らの三竦み攻防戦に加え、御三家のひとつに潜り込んだ “魔術師殺し”のハンターや、聖杯戦争を監視する教会側の人間、などなど…。ゲームに登場した あのキャラクターの過去や内面なども語られ、非常に興味深い内容となっています。

そして今巻後半、いよいよ第4次聖杯戦争の火蓋が切って落とされるのですが……が……サーヴァントたち、好き勝手やりすぎだ! ゲーム内でも、相性が悪くて衝突し合うマスターとサーヴァントの組はあったものの、今回は その比じゃない。
たぶん、それらが後々 致命的なミスを招いたり、悲劇的な展開へと転がったりするのだろうけれど、現時点では 「強大すぎる存在に振り回される、前半までは野望とか語ってた凄い(はずの)マスターたち」の姿が、不憫ながらも笑いを誘う感じ。

今はまだ 浮き足立っているサーヴァントたちも、その正体は誇り高き英霊(生前 偉大な功績をおさめて(または残虐の限りを尽くして)、神話的な存在にまでなった霊)で。生前の名がバレることは、そのサーヴァントの得意技や弱点がバレることに直結してしまうため、今はまだ明かされていない 彼らの正体や、彼らが聖杯に託したい願いなどが、次第に明かされていくはずの今後にも期待が高まります。
……いや、思ったより明かされたな、正体。あと3巻大丈夫かな。

若干 ゲーム内の世界設定との齟齬があったり、時折 虚淵玄氏が趣味の銃器講座に走ってしまったり、コラボならではの味もあり。

次巻が今から待ち遠しい。



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投稿者 honjo : 2007年02月06日 16:00

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